We’ve updated our Terms of Use to reflect our new entity name and address. You can review the changes here.
We’ve updated our Terms of Use. You can review the changes here.

夜​は​眠​ら​な​い

by 城久慈宙, Euchaeta, houyhnhnm, 細花

/
  • Streaming + Download

    Includes unlimited streaming via the free Bandcamp app, plus high-quality download in MP3, FLAC and more.
    Purchasable with gift card

      ¥700 JPY

     

1.
一つ目の鐘が鳴って 俺は布団から這いずり出て おぼつかない足取りで向かう冷蔵庫 気つけの一杯 二つ目の鐘が鳴って 俺はテレビのスイッチを点けて 合わせるチャンネルはもちろん 待ってました 深夜アニメ 今宵の月は眩しすぎるから 照らされた孤独が癒えるまで 夜は眠らない アニメがあるから むしろ朝に寝る 日曜は例外 夜は眠らない 明日は四限から むしろ朝に寝る 夜は眠らない Get Up! 三つ目の鐘が鳴って 右手にマウスを握りしめて いくつもタブを開いて 辿るは毎晩お決まりのサイト 四つ目の鐘が鳴って そろそろ外も明るくなって コーヒーをすすりながら 眠い目こすって朝刊流し読み 今宵の月は優しすぎるから 抱えた痛みが疼きだす 夜は眠らない 実は不眠症 むしろ朝に寝る 朝食は要らない 夜は眠らない 明日も四限から むしろ朝に寝る 夜は眠らない Get Up! 今宵も月は眩しすぎるから 照らされた孤独が癒えるまで 夜は眠らない アニメがあるから むしろ朝に寝る 録画は邪道 夜は眠らない 明日は自主休講 むしろ朝に寝る むしろ朝も寝ない 夜は眠らない 夜は眠らない Get Up!
2.
幸せはいつだって 自分から探さなきゃダメだって言うけど 白馬に乗った王子様待つような 乙女でいたいの めずらしく ちゃんと起きられた朝は 君の顔が浮かんで エプロンつけて 腕まくりなんてしてみるけど どうせ私がつくったって あなたは喜んでくれるじゃない そんな朝よ フォーチュンクッキー まるで私の心みたい 歪なカタチ 頬張ってみる 運命ごと飲み込んだ ちょっとしょっぱかった 幸せは一体いつから 探さなきゃ見つからないような 見つけなきゃいけないようなものに なってしまったのかな カーテン開いて 敷きっぱなしだった布団あげれば ほら 光の粒が 少し前向きにしてくれる 私もうまくつくれたら あなたは笑顔見せてくれるかな でもダメね フォーチュンクッキー あの娘がもしもつくったら あなたはきっと喜ぶんだろうな 切なさを噛みしめる 焼きすぎたみたい カーテン開いて 敷きっぱなしだった布団あげれば ほら 光の粒が 少し前向きにしてくれる どうせ私がつくったって あなたは喜んでくれるじゃない そんな朝よ フォーチュンクッキー まるで私の心みたい 歪なカタチ 頬張ってみる 運命ごと飲み込んだ ちょっとしょっぱかった
3.
歩けば歩くほど 遠くまで行けるみたいに 強く思えば 夢が叶うと思っていた 古ぼけた鏡に 映る自分の顔と目が合った 子どもの頃に描いてた 自分になれているのかな いつも 右手に夢をぶらさげて 涙で溢れそうな河を行く 子どものように無邪気に 白いウサギ 追いかけて行く そして 水面に映る困り顔 ひどく歪(ゆが)んだままの世界で ずっと 狂ったように眠りたい この夢よ どうか醒めないで いつか 私の夢が叶うまで 叶わない夢ほど 美しいと言って笑う でも その度に痛いほど 心は血を流す くたびれた鐘の音が 今日を連れてくる この今日は 子どもの頃の私が 待ち望んでいた今日かな いつも 背中に明日を背負い込んで 涙で滲んだ空の下 明日がまた今日になるように 終わらない紅茶 飲み続ける なりたいものは何だっけ? 手に入れてきたものは何だっけ? もう 自分に嘘はつけないよ この夢よ どうか逃げないで いつか 再び夢を見れるまで 右手で夢を拾い上げ 涙の河に昨日を投げ捨てる 子どもの頃にしたように 白いウサギ 追いかけて行く 今日も 右手に夢をぶらさげて 明けない夜をどこまでも行く ずっと 狂ったように眠りたい この夢よ どうか醒めないで なりたいものは何だっけ? 手に入れてきたものは何だっけ? もう 自分に嘘はつかないよ この夢よ どうか醒めないで いつか 私の夢が叶うまで
4.
遥か遠くまで つながった あの空へと 伸ばした手と手 溶け合って 絡まって 浮かんで消える 衰亡の記憶 扉叩いたら 太陽の下 海の上で 懐かしい声を聞いた 朱い雲の向こうへと 祈る瞳は揺れて 星になる むかしむかし この世界が 始まったときから 愛を奏でてた あの海の 奥深くまで 流され朽ちる 昔日の慕情 思い出したから  大理石のバルコニーで 笑顔の花が咲いた 青い海の底から 遠い昔の記憶が 蘇る 太陽の上 海の下に 懐かしい君は眠る 大理石のバルコニーから 祈る瞳は揺れて 星になる
5.
桜が咲く頃には 僕はもうここにいられなくて それを言えなかった いくつもの季節を君と歩いた あれやこれやとはしゃぎながら 幾ばくの時間を過ごしただろう なんだかんだと騒ぎながら あの夏に君が見せてくれた笑顔 忘れないよ あの冬に君は悲しそうに僕に 言ったね―― 「うそつき」 桜が咲く頃には 僕はもうここにいられなくて それを君に言えなくて 桜の咲く季節を あと一度だけ見ていたかった だからあんなことを 言ってしまったんだって いつまでも君とは一緒にいられる そんな風に信じていた いつでも思い出す君の言葉を ひとつふたつ、そっと数えた あの春に僕ら出会い変わったよね 二人ともに あの時はごめんなさい忘れないよ これでもう―― (さよなら) 桜が咲く頃には 僕はもうここにいられなくて それを君に言えなくて 桜の咲く季節を ただ一緒に過ごしていたい そんなのはマボロシ だって知っていたのに 桜が咲く頃には 僕はもうここにいられなくて それを君に言えなかった 桜の咲く季節を あと一度だけ見ていたかった だからあんなことを 言ってしまったんだよ
6.
鼻血が出るほど チョコレートが食べたい 甘いものはそんなに 好きじゃないけど 誰でもいいから チョコレートが欲しい もちろん 本命のあの子はいるけど だって 今日はバレンタイン・デイ 一年に一度の だって 今日はバレンタイン・デイ 特別な日さ 背伸びで覗きこむ 下駄箱の中 片手でまさぐる 机の引き出し トイレの鏡で 髪形直して やたらと一人に なってみたり だって 今日はバレンタイン・デイ 一年で一番 だって 今日はバレンタイン・デイ とびきりのチャンス 周りを見渡して 歩く通学路 最後の望みは 家の郵便受け でも まだ今日という日が 終わったわけじゃない チャイムが鳴るかも しれないだろ? だって 今日はバレンタイン・デイ 一年に一度の だって 今日はバレンタイン・デイ 机の上には チョコレートがふたつ 母親と姉の チョコレートがふたつ 箱を開けてみれば チョコレートがふたつ なんだか切なくて しょっぱくて そうさ 今日はバレンタイン・デイ 一年で一番 そうさ 今日はバレンタイン・デイ 最低の日だ! Roll over sweet Valentine! Roll over sweet Valentine!
7.
※アーティストの意向により、歌詞は省略させていただきます。
8.
It will never ever be the same without you I know I can't hear the song that you sang enchantingly As if thinking that you might come back Oh, I'm winding, winding, and winding the clock backwards every day Let me play once more Let me play the bass guitar With you singing in the center of the stage with radiant spot lights Let me hold on to you Let me hold on to you always This song is for you Thank you my diva I know you can't be what you used be there The memory is the only thing that doesn't change as time goes by Whlie I'm reminiscing alone about old days spent with you The pendulum's swinging, swinging, and swinging habitually as always Let me write a song Let me write a song for you With you singing in front of the band the very place is your own Let me hold on to you Let me hold on to you always You've taught me everything Thank you my diva Let me write a song Let me write a song for you With you singing in the center of the stage with my playing the bass guitar Let me play once more Let me play forever This song is for you Thank you my diva Oh, let me hold on to you Thank you my diva
9.
コーヒーを飲んだら ちょっぴり大人の味がした コーヒーを飲んだら なんだか大人になった気がした なんて世界は 単純なんだろう まるでコーヒーが記号みたいだ なんて世界は 単純なんだろう 記号としてのコーヒーを飲むんだ コーヒーを飲んだら ちょっぴり飲まれるような気がした コーヒーを飲んだら なんだか溺れてしまう気がした なんて僕らは 単純なんだろう すぐにコーヒーに溶けてしまうよ なんて僕らは 単純なんだろう 夢をコーヒーに溶かして飲むんだ コーヒーを飲んだら ちょっぴり大人になった気がした コーヒーを飲んだら なんだか大人になった気がした なんて世界は 単純なんだろう 夢をコーヒーで溶かしてしまおう
10.
何も無い土の上 見上げる夜空の深さ寒さ 公園の真ん中で 一人ぽつりと見上げてた 舞い降りてきたのは冷たいカケラ こんな澄み渡った夜空に 光る冷たい星屑踊る 軽い汚れ内に秘めて ほうき星の落としていった星屑を集めて 空に想いを馳せてみる 熱く冷たいその輝きに 心はもう焼けそうで 舞い降りてきたのは冷たいカケラ こんな晴れ渡った星空に 光輝く結晶揺れる 淡い夢を映し出して ほうき星の落としていった星屑を集めて 空を目指して飛び立とう 熱く大きい命のエンジンで よく冷えた水を燃やして どこまでも 舞い降りてきたのは冷たいカケラ まるで真っ白であるかのように
11.
僕はただ 待ち続けた 目映い陽炎 往く背に花束を 君に夢を 明けない夜を繋ぐ様に 落とした銀の鍵 ただ探した 歩めば標す時の先 旅路に幸あれと届かぬ声 黎明の風 日の色 茜の月 忘れた世界の果ての 永久ふる雪 春を待ち 土に謳い 幾夜を数えて 震える手は描く 次の祈りを 僕は待ち続けている 季節が廻れば また芽吹きの朝が来ると 信じて
12.
顔に貼りつけた笑顔より その裏に隠した棘の方が よっぽど自分らしくて 温かいんだ 言葉の海の奥深く 潜っていくのは苦しいけど 砂浜に打ち上げられたような 言葉じゃ もう足りないんだ 嘘つきのエチュード 今はまだ そんなに上手くいかないけど 今日は昨日より 明日は今日よりも 素直になれますように 冗談や皮肉の中に 忍ばせたひとすじの本音の方が よっぽど伝えたくて 伝わるんだ 剥きだしの言葉 握りしめ 不器用なんだ 持て余す 怖気づくくらいに鋭くて でも だから深く刺さるんだ 嘘つきのエチュード 今はまだ 傷つくのも つけるのも 怖いけど それは僕の言葉にも 温かい血が通うからなんだ 嘘つきのエチュード 今はまだ そんなに上手くいかないけど 今日は昨日より 明日は今日よりも 素直になれますように 大きく息を吸い込んで ありったけを全てぶちまけよう 夢も思い出も弱ささえ全部 僕の誇れるものだから 嘘つきのエチュード 今はまだ そんなに上手くいかないけど 今日は昨日より 明日は今日よりも 素直になれますように 嘘つきのエチュード 弾き終えたら 明日はきっと 変われるよ 今日よりも世界が近づいて 自分の言葉が見つかるよ 自分の言葉で言えるよ
13.
部屋が寒くて目が覚めた 毛布をかけたはずなのに 顔だけ熱い 机の上 飲みかけの缶チューハイ 点けっぱなしのテレビの音 甲高い声はうんざりで コンタクトもつけずに 家を出る 二人で歩いた コンビニまでの道も 今はただ 月と歩くだけ 地球がはじまって 百万回目の夜が来て 君がいなくなって 三度目の夜が来る 君のいない夜を 君のいない夜を 駆け抜ける ヒールの折れた靴を手に持って 君のいない夜を 君のいない夜を 駆け抜ける 顔のない人の群れの中 改札から吐き出されて 見慣れて 見慣れない ロータリーを回る どれだけ人で溢れても 見つけるのは得意だった だけど今は もうだめ 見つからない 二人で過ごした 夢みたいな季節には 眠ってみても 二度と戻れない 地球がはじまって 百万回目の夜が来て 君がいなくなって 星が見えなくなった 君のいない夜は 君のいない夜は もう慣れた 大丈夫 そう自分に言い聞かせて 君のいない夜は 君のいない夜は もう慣れた 大丈夫 二人で描いた 幸せ色の明日も 今はただ 夢になって消えた 地球がはじまって 百万回目の夜が来て 君がいなくなって 四度目の朝を待つ 君のいない夜は 君のいない夜は もう慣れた 大丈夫 そう自分に言い聞かせて 君のいない夜は 君のいない夜は もう慣れた

about

※一括ダウンロードした際に文字化けすることが御座いますが、iTunesなどでは正常に表示されます。どうしても気になる方は、お手数ですが一曲ずつダウンロードするようお願い致します。

credits

released April 29, 2013

Mastering: Euchaeta
Jacket design: aim, ほいみん
Jacket photo: 細花
Produced by 城久慈宙

license

all rights reserved

tags

about

Shirokuji Chu Tokyo, Japan

contact / help

Contact Shirokuji Chu

Streaming and
Download help

Report this album or account

If you like 夜は眠らない, you may also like: